50歳独身おんなのひとりごと

50代になり「まあいっか」という感覚の“深さ”を真に理解した。そんな50代独身おんなの日常を綴ったブログです

アラフィフの転職活動 成功への道

アラフィフの筆者は3年間の転職活動の末、実は半年前に転職を成功させた。

目下転職先の新天地で6か月目を迎えており、やっとこれまでを振り返る余裕が出てきたところである。

 

前職が金融機関の一般職正社員として事務全般に30年間余り一貫的に従事してきた私は今、IT系コンサルティング会社の総合職正社員として社長秘書として働いている。

 

他業種へのキャリアチェンジではあったものの、秘書検定1級資格を有していたことが幸いしてか、年収は前職時代と比較し約100万円ほどアップした。

 

内定が決まった半年前、その時点で書類選考に200社、面接には30社は落ちてきていた自分が、内定をもらえるなど想像していなかった。あの頃は転職活動が当たり前のルーティーンのようになってきていて、一種の社会見学のような感覚を持っていたようにも思い出される。言ってみれば趣味のようでもあった。

 

そんな思いの中で内定の知らせはもたらされた。

 

30年以上1社のみで働いてきた中、転職活動をしてはいたものの、ほとんど内定などもらえるはずのない転職活動と考えているところもあり、内定の報を受けた時は「えっ、内定って言われても、どうしよう、、」という感じであった。ほとんど自分事とは感じられない数日をその後過ごした。

 

結局私は内定通知に対し「受諾する」との返事をした。大きな決断であった。そして今に至る。

 

今後少しづつ、自分の転職活動について、振り返り、そのうえで湧いてくる思いを少しづつ綴っていきたいと考えている。

 

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「転職」からの発想転換。「副業」へ

「副業」について世間のイメージ

「副業」ときいて多くの人はどのようなイメージを抱くだろうか。『自分には無理』、『自分には何も売りにするものがない』、『何から始めればいいかわからない』など、「副業」が自分には縁のない壮大なテーマであるとの認識を持つ人は意外に多いのではないでしょうか。そしてかつて「副業」を手の届かないあこがれと捉えていた筆者もそういった気持ちはよく理解ができる。そんな筆者も現在は「副業」をスタートさせている。はじめてみた今思うのは「副業」を持つことが何ら特別なことではないという事。そして「副業」を持ちつつ生きる事が、サラリーマンであり、なおかつ“承認欲求”や“自己実現欲求”を持つ生身の人間として、むしろ自然な在りようの様にさえ感じ始めている。

副業」をはじめたきっかけ

あらためて、筆者は現在本業として企業勤めをしながら「副業」をしている。「副業」を持つことになるまでの経緯は次のようなものだ。まず筆者の身に起こったきっかけ的なこととしては、勤務企業側が打ち出してきた大きな人事制度改革であった。制度の内容は暗に終身雇用制度の終息を謳うものであった。おそらく筆者を含めバブル期に入社した者の多くが「あなた方のことを会社が最後まで守る時代は終わりました」と言われたと感じただろう。覚悟はしていたつもりの筆者も体からスーッと力が抜けていく感覚をその時味わった。

どこかで感じた開放感

新しい人事制度で、従業員はこの先の未来に向け「多様的な働き方」を手に入れた半面、自己を自分自身でマネジメントしていく重責を担ったというわけであるが、もともと会社という閉じられた世界の中でのみ通用するルールや、寝ても覚めても会社のことを思う忠誠心ある者こそが評価されるといった世界観についていけなくなってきていた筆者にとって、この新しい人事制度は、うまく説明はできないが、どこか「あー解放された」という感覚を、筆者のもとに運んできてくれるものであった。

「副業」を持つ決断

前述したが、筆者はバブル期入社のアラフィフである。会社での出世の道からもはずれ、よって仕事の局面で新しい経験と巡り合うことなどほとんど皆無の環境下にある。毎日同じ作業を、正確に、迅速に、丁寧に、行うことが筆者のミッションという事になる。そういう役割を担うことがダメだとか、嫌だとか思っていない。とても大切な仕事させてもらっていると日々思っている。しかしそういった仕事をする日々には、どこか「諦め」のような苦々しい思いが潜んでいるというのもまた本心かもしれない。やはり筆者も、新し経験にわくわくしたり、「いやー、今手探り状態で新しい挑戦をしているところでして、、」なんて言いながら過ごす時間を諦めたわけでは決してないのだから。そんなわけで、新しい人事制度が筆者にもたらした「副業解禁」の知らせは、筆者が気持ちの奥深くに閉じ込めた「諦め」の気持ちを、再び表層へと押しあげ、筆者を突き動かすきっかけとなってくれ、そして筆者は「副業」を持つ道を進むことになった。

「副業」で得た「新しい挑戦」の機会

筆者が副業を開始して、早くも半年の月日が経った。今筆者は、「言ってみたい」と願った「いやー今手探り状態で新しい挑戦をしているところでして、、」のセリフを願望ではなく現実に言うような生活を送っている。約30年間のサラリーマン実務経験を見込まれ、とある大学での講演の仕事を受け、目下その仕事に向けコンテンツ作りにいそしむ日々である。自分が大学で講演をする姿を、過去に想像したことなど一度たりともなかった。しかし「副業」をもった今、「新しい経験」に挑戦する機会が筆者のところにやってきてくれた。

人生は「決断」と「行動」の繰り返し

今「副業」を持つ決断をし、さらに「行動」できたことについてあらためて考えることがある。「決断」はともかくそれを「行動」に移すことには踏ん張りが必要だったなと。実は「副業」をするには会社へ申請し、さらに承認を得なければならない。筆者の申請当時、ほかに申請する人はおらず、周囲の好奇の目にいたずらに晒されたように感じた。でもどんな状況に立たされたとしても最後には自分自身の声をきかなければならない。「進みたい道はどこにあるのか?」と。そして決めたならひるまずに「行動」しなければならない。筆者の今は、あのときの「行動」の産物だと今あらためて思っている。

 

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アラフィフの転職活動 ひさびさの書類選考通過

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転職活動は予想外なことばかり

わたしはアラフィフになった今、転職活動をはじめた。

バブル期に、それなりの企業に入社し、30年ほどのあいだ、正社員として同じ会社に勤務してきた。

この転職活動は、勤務を継続しながらのものであり、活動開始から、今8か月目にある。

活動する中で最近感じたことがあり、それは転職マーケットはまさに「生きている」ということ。

転職マーケットも、私自身の経歴も、生きていて常に変動しているから、たまにぐっとお互いが引き合うようなことが起こるんだと、わたしは最近の実体験から感じている。

最近何が起こったかといえば、書類選考通過の通知を受けたのだ。

それは実に4か月ぶりの、やはりうれしい通知であった。

書類選考に落ち続けた4か月間

前述の通りわたしは4か月ぶりに書類選考通過の通知をもらった。

つまりそれは4か月間書類選考に落ち続けてきたことを意味する。

累計すると17社から書類選考不合格の通知を受け、その都度気持ちをリセットし、モチベーションを維持しなければならなかったのは、つらい時間といえた。

でも「5年間は転職活動を止めない」をルールとしているわたしは、落込んだ時も、何も考えずに、ただただ決めたルールに従った。

何かあるたびに深く考えていたらきりがない、わたしは自分がそういう世界に身を投じたことに対し、腹をくくることができたのかもしれない。

手ごたえがつかめない時期にできる事、やるべき事

では転職マーケットからそっぽを向かれていると感じる時期を、どう過ごすべきだろうか。

わたしが実践したのは、Peatixなどオンラインで、しかも無料で講演などに参加可能な仕組みなどを活用しての自己啓発活動は当然だが、最も力点を置いたのは、登録している転職サイト上にさらしている、自らの履歴書・職務経歴書のリバイスであった。

職務経歴書に付け加えられそうなのに、忘れてしまっていた、過去の実践経験を、あらためて掘り下げ、書き加えるべきものは書き加えるのもよし。

また転職活動を開始した当初に書いた各所のアピール文を、時間が経過し、経験を積んだのち、あらためて読み返すと、アピール方法に拙い点があると気づける場合があるので、そこを工夫することでアピール力アップをねらうのも有効だ。

履歴書や、職務経歴書というツールを使って、転職マーケットに自分をより売り込んでいくためには、ある程度のテクニカルさはどうしても必要である。

地道な努力によって見えた光明

報われない時期に行った、地道な努力が実を結んだのだろうか、今わたしは書類選考通過の通知を受け取ることができた。

決してこれがゴールではないけれど、ひとまずわたしは久々にうれしいと感じている。

「あきらめなかったことで得られたよろこび」というものを、知ってしまったわたしは、今、大げさに言えば、人生そのものにも希望の光を感じているのかもしれない。

アラフィフの転職活動はつらいことばかりではない、そのことは経験者のわたしが断言したい。

 

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「早期退職勧奨」をどうとらえようか!?

 

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「早期退職」はもはや他人ごとではない

世間では多くの企業が早期退職希望者を募っている。

ひと昔前なら、景気の影響を受けにくい“安定業種”と言われている業種の、特に事務職であるわたしにとり、この手の話は「対岸の火事」だと感じられるものであった。

しかし先日、わたしの属する会社でも、人件費の安価なわれわれ事務職に対し、早期退職勧奨が始まった。

これは社の歴史上初めての動きであり、わたしは「この日が来たか」としみじみその事実をかみしめた。

 

「早期退職」の条件面

多少動揺する中であっても、まずやるべきことは、もちろん“条件提示”の内容精査である。

そして今回提示された内容が以下のものであることを理解した。

・早期退職を希望しここで手を挙げた場合、会社が転職活動を支援する

・ここで手を挙げたことを原因とした人事考課上の不利益なない

・手を挙げていい対象年齢は45~53歳、管理職以下

・手を挙げ、転職活動の結果、退職に至った際の退職金支給基準は、自己都合ではなく会社都合となる(満額支給)

・転職活動に際しては、転職エージェントのバックアップを付ける

以上のようなもので、内容から「バブル世代」を標的にしたものであることは明確だった。

 

会社が仕掛けてきた心理戦

この「早期退職」の条件面が社内で通達されたのが、6月中旬。

実はわたしの属する会社では、6月の初旬に賞与の支給があり、このタイミングで「自分」に対する「会社側の評価」がフィードバックされ、同時に「昇級・昇格」が決まってくる。

昨今の「バブル世代いじめ」、「氷河期・超氷河期優遇」の背景もあり、(もちろん真の実力もあり)、バブル世代は昇級・昇進にありつけないどころか、氷河期・超氷河期や、さらに下の世代から出世面で追い抜かされた事実をこの6月初旬に受け止めることになるわけだ。

6月初旬に受けた、決して芳しくない会社からの自分へフィードバック内容に対し、悶々とした、やりきれないような思いが適度に熟成されるのが6月中旬。バブル世代の中には「からしい、もう辞めてやる!」と考え、やけくそで「早期退職」に手を挙げ、まんまと会社が仕掛けたトラップに引っかかる「カモ」がいるだろうことを、まるで見越したかのような、非常に絶妙なタイミングでの「早期退職」勧奨だったことには、なんだか悔しいような、悲しいような、複雑な思いを抱かざるを得なかった。

 

「早期退職」勧奨で覚醒するバブル世代

しかしながら、この「早期退職」勧奨を、「与えられたきっかけ」と、ポジティブにとらえるバブル世代も、少数派だが確かに存在するようだ。

バブル世代は、入社して今に至るまでずっと、「同じ会社で退職まで働く上の世代」をみてきた世代だ。

個性を噛み殺し、納得できないような出来事があっても、多数派からの「同調圧力」にも屈する以外の選択肢を持つことすら許されなかった世代だ。

そんな世代が今「自由」への片道切符を会社から受け取ろうか、どうしようかの決断に揺れている。

これまで会社という温室で、ちょっとのストレスはあれど、充分に恵まれた環境でぬくぬくと暮らしてきたのだから、全く未知の世界へと踏み出すことを、「リスク」ととらえてしまうのは、ごく自然なことだろう。

 

十人十色のストーリーが生まれる予感

「リスク」を受入れることで「報酬」が手に入る。これは世の中の共通認識である。

今まさにバブル世代は「早期退職」で「未知の世界へ踏み出す」という「リスクテイク」をするべきか否かの決断を迫られている。

「リスクテイク」と引き換えに手に入れる「報酬」をどうポジティブに、いかに創造的に描くことができるかは本人次第。

この先この「早期退職」という事例から、十人十色のストーリーが生まれてきそうで、非常に楽しみに感じている。

 

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「週休3日制により減給!」対策法教えます

 

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週休3日はいいけど、減給は困る

「週休3日制」を選択する勇気が持てない大きな理由の一つに「減給」を挙げる人は少なくないだろう。

 

「週休3日制」経験者として述べると、確かに毎月の給料はざっくりとだが半分程度になるといっていい。

 

わたしの場合、「週休3日制」にする期間を半年間の有期に設定したこともあってだろうが、「週に3日休める」というメリット感は、「給料が半分程度になる」というデメリット感を常に凌駕し「週休3日制」を選んだことへの後悔を一切することはなかった。

 

特別な人だけが選択するものではない

ここまでの流れから、わたしを「給料が半分になっても十分生活が可能な高給取り」や、「しっかりとした貯蓄基盤を持つ資産形成者」とお思いになる方がもしおられたなら、それは誤解だとここで申し上げておきたい。

 

50代、女性、独身、独居、正社員、事務職、これがわたしのざっくりとだがプロフィールだ。

 

わたしの場合どんな策を講じ「週休3日制」選択による「減給」という事態を乗り越えたのか。それを以下に述べていきたい。

 

「週休3日制」選択前の準備

まず「週休3日制」利用前の準備の話をしたい。

 

わたしの場合「いずれ週休3日を選択しよう」と決めたその時点から、不必要な出費を控え「貯蓄モードのスイッチをONに切り替え」た。

 

まず普段のわたしの「お金の管理」の話をさせてもらうと、わたしの場合家計簿はつけず、自己所有のお金のすべてを頭の中で管理している。具体的には定期預金口座1つ、銀行普通預金口座2つ(①給与振込口座、②緊急対策費積立用口座)、500円投入用貯金箱1つの4か所にお金の受け皿をつくり、それぞれに一定の貯蓄定義を設けたうえで、しかるべき額をしかるべき受け皿に分散的に置いている。そしてそれぞれに置かれている額を頭の中で把握・管理するようにしている。

 

今回わたしが「週休3日制」選択による「減給」の事態を乗り切るにため最初に目指したことは、上述「銀行普通預金口座(②緊急対策費積立用口座)」残高の充実だった。

 

本来「銀行普通預金口座(②緊急対策費積立用口座)」に積まれたお金の使途は、例えば急病の際の医療費、海外旅行費、趣味を含めた自己投資費用としているが、今回「週休3日制」選択による「減給」期間中に起こった有事(急病・冠婚葬祭対応など)の際には、この「銀行普通預金口座(②緊急対策費積立用口座)」から予算執行できるようにしておきたかったからだ。

 

具体的におこなったことといえば、上述「銀行普通預金口座(①給与振込口座)」残高の最低ラインを決め、超過額が出た場合は何も考えず、さっさと「銀行普通預金口座(②緊急対策費積立用口座)」へと振替える。ただそれだけだ。

 

この行動を「貯蓄モードのスイッチをONに切り替え」たうえで習慣づけることができれば、自ずと「銀行普通預金口座(②緊急対策費積立用口座)」の残高は積まれていく。

 

ひとたび「銀行普通預金口座(②緊急対策費積立用口座)」残高が溜まってくると、「週休3日制選択による減給」は恐れるものではなくなり、気持ちの面での大きな安心材料を獲得できるので、ここはおこなっておくべきだ。

 

「週休3日制」利用期間中の対策

次に「週休3日制度」利用中の生活について話したい。

 

わたしの場合半年間という有期的な「週休3日制の選択」だったため、生活の抜本的な見直しはあまりしなかった。

 

つまり基本的に「節約」で乗り切る方針を立てた。

 

まず「交際費」は限りなくゼロを目指した。もっともコロナウィルスの影響による行動自粛期間と重なっていたため、この「交際費」ゼロは努力なくして自然に達成できるものであった。

 

よって「節約」の対象は「食費」が中心となった。

 

具体的にはランチを100パーセント「弁当持参」にした。また普段の食事を100パーセント自炊にした。

 

またデパ地下、コンビニの利用率を下げ、従来デパ地下で頻繁に調達していた「スイーツ」も基本的に手作りに変え、どうしてもストレス解消したいときにだけ「ご褒美スイーツ」としてデパ地下や、コンビニでの調達を自分に許すといったルールを敷いた。

 

忘れてはならないこととしては、いくら「節約」中であったとしても「健康第一」の観念は、常に自分の気持ちの中で標榜し続けなければならないことである。

 

普段食するものへの「妥協」によって、生きていく上での財産である「健康」を手放すことになることほど、コストパフォーマンスの低いおこないはないからである。

 

わたしの場合、「週休3日制」利用中の「食材の調達」で最も頼ったのは「業務スーパー」だった。

 

周知の事実だが、「業務スーパー」には安い商品の品ぞろえが多い。ある商品は「お値段相応のお品」だし、またある商品は「お値段以上のお品」だったりする。

 

『商品を目利きする力さえあれば「お値段以上のお品」をゲットし節約勝者になれるのだ!』なんて考えながら、私はせっせとゲームにでも挑むかのように「業務スーパー」へ通い続けた。本当に「節約」が楽しかった。

 

業務スーパー」での戦利品はわが家の常備菜となり、「週休3日制」利用中の私の「食」を充実させてくれた。 

 

「冷凍ブルーベリー」はひと手間加えて“はちみつ漬け”とし、朝のヨーグルトの上にのせた。「ホットケーキミックス」はバナナパウンドケーキとして朝の食卓の定番となった。「冷凍カリフラワー」はグラタンにして食卓にのることが多かった。

 

などなど、「節約」中であっても工夫次第で生活の質がどんどん上がっていった。そしてわたしはそれを実感することがとても面白かった。

 

「週休3日制」一度は試してみてほしい

まだまだ「週休3日制」を、特に「減給」という点をあげて「損」だとみる向きが多い日本の現状であるが、経験者として言わせてもらえるとするならば、ぜひ一度「お試し」でもよいので利用してみてほしい。

 

自分の人生、心の在り方、将来の夢、そういったものをゆっくり考える時間を持ってみることで、様々な発見があるはずだ。

 

従来の週休2日の「たかがプラス1日」と思うなかれ、間違いなく「されどプラス1日」と感じる経験になると、経験者のわたしはここに断言する。

 

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アラフィフの転職活動 採用通知編

 

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「採用通知」をうけとる

 

やった! 通算で30敗したあとにやっと1勝をつげる通知がまいこんできた。

 

「この役割をあなたに担っていただくことに決定いたしました」受け取ったメールにはそういった内容がつづられていた。

 

転職活動を始めて約3か月目の今、積み上がった敗戦の数は30にも及ぶ。30敗とさらっと書いたけれどその30戦の1戦1戦が唯一無二のものであったわけで、要は30通りの“憂い”をわたしは経験してきた。

 

受け取ったメールの一字一句を、わたしは読み逃さぬよう反復して読んだ。

 

そしてそれがまぎれもなく「採用通知」だと認識した時に、わたしは意外と冷静に「この日がきたか」と考えた。

 

 この冷静さはなに?

 

望みの「採用通知」を受け取った時の自分の落ち着きぶりを、わたしは不思議な感覚として受け止めた。

 

この落ち着きが何なのか、どこから来るのかと考えて、そしてそれがある種の“自己尊敬”であると理解した。

 

つまり、戦って戦って、負けて負けて、傷を負い、その傷が完全に癒えていなかろうが、逃げずに立ち上がり、次の戦いへと前進を試みた、そんな自分への信頼、リスペクトがこの数か月の転職活動の中で私の中に芽生えていたのかもしれない。

 

だから受け取った「採用通知」を勲章のようなものととらえ、自分にふさわしいと心から感じ、みずからを「称えていい!」そう思ったからこそわたしは納得し、必然的に冷静だった。

 

 

転職活動で活かせる武器とは?

 

そういえば転職活動を始めた当初の自分にはどこか“気負い”があった。「会社は自分をもっと評価するべき」とか「自分の持っているスキルを社会でもっと活かすべき」など、「べき!」、「べき!」と何やら気ぜわしく、人としてとんがった状態だった。

 

30年間もの会社員生活の中で、培ってきたスキル、実務経験、が私の持つ武器で、その武器を高らかに掲げ、転職市場という“戦場(いくさば)”へ飛び込んでいった当初、わたしは“戦利品(ステップアップ)”をこの手につかもうとの気概にあふれていた。だって「会社は自分をもっと評価するべき」、「自分の持っているスキルを社会でもっと活かすべき」と心底思っていたのだから。

 

そんな私は転職市場から大いにダメ出しを食らった。

 

わたしが身に着けていたのは絶対的な“武器”ではないことを理解するしかなかった。

 

 

実体験からたどりついた真実

 

50代の転職で真の武器となるものっていったい何なのだろう。転職活動を重ねるにつれ、たびたびそう考えるようになった。

 

いまのわたしが出した答えは、

 

「50代の、いちビジネスパーソンとして、固有のストーリーを持ち、それを自分なりに咀嚼しつくし、いつでも他者に語りきかせ、納得させられる迫力をもっていること」、

そしてそのうえで「自分がビジネスパーソンとしてまだ成長途上であり、今後も学ぶべきことが無限にあるとの自覚を持てていること」だ。

 

つまりこれまで培ったスキルや経験は当たり前に備わっているとみなされる前提条件であり、本当の武器となるのは「その人の仕事への姿勢の前向きさ」や、「その人に本来備わっている、またはその人が経験から獲得したパーソナリティのすばらしさ」だとわたしは実体験から痛感することになった。

 

 

転職活動は実学そのもの

 

転職活動は、必然的に、真面目に取り組めば取り組むほど、また応募の回数を積み重ねていくほど、自分との向き合いから逃げられなくなり、一種の「苦しみ」と常に隣り合わせることになる。

 

たしかに苦しく、自信喪失もあるけれど、自分が納得できるまで続けることで獲得できるものが間違いなくあるとわたしは確信した。

 

「今の会社が評価してくれていないこの部分を、A社は評価してくれ書類選考を通過させてくれた」、「自分としては特別アピールしていなかったこの経験を、B社は価値として発見してくれた」、「自分のために数時間の時間を割きC社は面接に呼んでくれた」など、「こんな自分」と真剣に対峙してくださる会社は世の中に確実に存在する。という事実との遭遇経験は、本当にありがたくうれしいもので、選考結果が「不採用」だったケースでも、わたしは実際何度か、おさえようもなく感極まり一人泣いたことだってある。

 

 

「転職活動」のススメ

 

今回の「採用通知」については、諸事情あり転職という実行動へはむつびつけないことにしたけれど。この「採用通知」はいろいろな意味でわたしの今までの「転職活動」をふりかえる良いきっかけとなった。

 

現段階で言えるのは、これまで過ごしてきた濃密な活動時間が、わたしに「世の中の真実を教え」、「自己内省を促し」、「自己理解を深めさせ」、「自分への信頼感を強くせしめ」、「自分の努力を素直に称えようという気持ちにさせ」てくれたということ。

 

「転職活動」を多くの人にやってみてほしい、これが目標へと向かう途上にいるわたしが、現段階で至った境地である。

 

 

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アラフィフの転職活動 週休三日制の選択

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何をかくそう今わたしは週休三日制で働いている。

 

そう、政府が正式に検討に入ったと言及したその制度を今実践中なのです。

(「選択的週休3日制」政府 導入に向け検討進める | 働き方改革 | NHKニュース

 

今働いている会社は完全に“終身雇用制”“年功的賃金制”を”旧式な会社の在り方だと定義づけ、そこからの脱却へと舵をきった。

 

それと抱き合わせで新しい人事制度が導入され、副業の解禁や、自己都合退職時の退職金の上積み、そして週休3日制の選択可能など、「従業員の働き方の自由度拡大」の仮面をかぶった早期退職勧奨がはじまったのだ。


わたしといえば、1月にこの新しい制度が導入されるや否や、その制度設計書を熟読し、2月には自分の仕事まわりを見直したうえで「週休3日いけるな!」と見積り、そして3月には定例面談の場で上司に「週休3日、やってみてもよいだろうか」と打診、上司の反応が好感触なのをとらえると、すかさず「やります」と申し出て、そして今実際週休3日の暮らしをしているというわけだ。

 

“上司の反応が好感触”と上述しましたが、それもそのはず。

 

この制度、本来平日に5日勤務すべきところを、そのうちの1日を“欠勤”することによって本来の週休2日だけの休みに1日上積みができるという設計で、要はその上積みができる1日はあくまで“欠勤”と扱われる。

 

よって定例月次給与額から“欠勤日数”と日給相当額との積算額が差し引かれるというわけで、制度利用者からすると“身を切る選択”なわけだし、一方会社側からすれば人件費が削減できる“ウェルカムな制度”というわけなのだ。

 

大多数の人がその制度を利用するのにメリットなどなさそうだと思うだろう。

 

ではなぜ私がこの制度を利用する選択をしたのか?

 

その答えは「時間を買う」という感覚に近い。

 

1年後2年後の一分一秒より、今この時点での一分一秒を獲得し、転職活動や、副収入源の創造活動や、ブログ投稿など、なにか未来への種まきに充てたいと考えたからだ。

 

今減給というリスクを取って、未来においてスキルアップや副収入というリターンを享受することを期待する格好で、大くくりでいう自己投資だという考え方に対し今の自分は十分腹落ちできている。

 

そんな状況下で、今のところ実践したことが転職活動というわけだが、種まきはすれど芽が出ない。

 

でも行動した自分を「あっぱれ」だと自画自賛している。

 

、、今後ココ↓↓でいろいろ綴っていこうと思っております。

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